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FUJI EXCHANGE Ltd.

コンピューティングで世界を変える

AI時代の課題と私たちのビジョン

AIモデル開発競争が激化する中、巨大IT企業はインフラに巨額を投じています。これは経済的にも環境的にも持続可能ではありません。

私たちは、既存の計算能力を最大限に活用し、世界中からリソースを融通し合う「キャパシティ・シェアリングエコノミー」の実現を目指します。これ以上、新しい巨大データセンターは必要ありません。

基盤モデル (OpenAI, Gemini, etc.)
AIインフラ (AWS, Azure, Google Cloud, etc.)
F EXCHANGE (AIインフラサポート)
AI半導体 (NVIDIA, etc.)

FUJIテクノロジー

私たちのビジョンを支えるのが、特許出願中の独自技術「FUJI」です。FUJIは、コンピューティングリソースを最適化し、その能力を最大化します。

FUJIとは? P2Pネットワークの革新

従来のピラミッド型ネットワークとは異なり、FUJIは全てのコンピューターが対等なP2Pネットワークを構築します。各マシンが提供する能力をリアルタイムで最適に組み合わせ、タスクに最適な仮想PCを自動で構築・再構成します。

FUJIネットワーク構造

オープンFUJIネットワーク
FUJI-Brain
Server
NW-A (米)
NW-B (日)
NW-C (グローバル)
個人PC

FUJI-Brain Serverが、世界中の多様なネットワークを統合制御します。

FUJIの4つの主要機能

① 計算能力ブースト

CPU・メモリ・SSDを最適に自動再構成し、分散処理によって全体の計算能力を増強します (FUJI.OPT & FUJI.BOOST)。

② FUJIセキュリティ

データを断片化し分散保存。一部が攻撃されてもデータは特定不能で、極めて高い事業継続性を実現します。

③ FUJIシェア

FUJIネットワーク内で、コンピューティング能力を安全かつ自動的に取引。エネルギー効率も向上します。

④ FUJIマネジメント

コードを機能ブロック単位で管理し、整合性を自動調整。レガシーコードの更新や安全な外部委託も容易にします。

事業計画とロードマップ

私たちは、段階的なアプローチで事業を拡大し、コンピューティング市場に革命を起こします。

3段階の事業展開

1

フェーズ1: 市場投入と実績構築

クラウド事業者から能力を調達し、FUJIでブーストした能力を卸販売。初期投資を抑えつつ、価格競争力で市場に参入します。

2

フェーズ2: 自社インフラ化と収益性向上

顧客基盤拡大後、自社データセンターへ移行。限界利益を大幅に改善し、専用チップ導入でブースト能力をさらに強化します。

3

フェーズ3: 取引所事業の開始

FUJIネットワークが十分に拡大した段階で、顧客間の能力取引を自動仲介する「EXCHANGE」事業を開始。仲介手数料を収益源とします。

競合優位性

FUJI EXCHANGEは、既存のソリューションとは一線を画す、独自の価値を提供します。以下のチャートは、主要な競合と比較した際の我々の優位性を示しています。

チャートの値は5段階評価(5が最も優れる)で正規化したものです。

信頼性の証明と経営陣

私たちの技術は、国際的な学術機関との連携によって検証されており、経験豊富な経営陣が事業を推進します。

国際実証実験

現在、シンガポール国立大学や日本大学の支援のもと国際実証実験を進行中。完了後は米国の学術シンポジウムへ論文を応募予定です。

  • FUJI-Opt: 能力の最適化
  • FUJI-Boost: 計算能力の向上
  • FUJI-Share: サーバー間での能力共有
  • FUJI-Security: データの非特定化
  • 省電力での同量作業

CEO 村松 洋平

Yohei MURAMATSU

東京大学経済学部卒。新生銀行、住友商事(シンガポール)を経て、再生可能エネルギー投資ファンドのマネージャーを歴任。金融と事業管理の豊富な経験を持つ。

CTO 川内 見作

Kensaku KAWAUCHI

東京大学大学院修士。シンガポール国立大学研究員。ハードとソフトを単独開発できる能力を持ち、多数の大企業と共同研究実績を持つ。